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X線天文衛星「すざく」を使って「鉄」はどこからきたのかを解明

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コメント
宇宙航空
引用元:JAXA


 (上略)ペルセウス座銀河団の広い範囲にわたって鉄の割合を調べ、そのばらつきが小さいことを発見しました。実際、得られたデータは、そのようなばらつきが全くないと考えて説明でき、銀河の分布と相関していません。1000万光年にも及ぶ広い範囲について鉄の割合がほぼ一様であることから、鉄のほとんどは、銀河団が形成された時代よりも前に、宇宙に大きく広がりよく混ざっていたと考えられます。



 銀河団の誕生は宇宙誕生から約40億年後(いまから約100億年前)だと考えられていますので、いまから100億年以上前に、鉄などの重元素が星々から大量にまき散らされ、宇宙中に拡散した時代があったこと、現在の宇宙に広がるほとんどの重元素はその時代にまき散らされたものであることが分かったのです(下略)4 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 13:36:50.74 ID:97ADZ2J+
良い記事だ。
漠然と重金属は徐々に増えていったものだと思ってたよ。



6 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:04:27.89 ID:1jUEkaKI
重粒子線・鉄・惑星間ウイルス




7 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:09:53.37 ID:zda9r1q8
重元素生成が可能だったのは100億年前の宇宙状態だけなの?
もうこれ以上、重元素はポコッと生まれてこないの?

14 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 15:19:38.38 ID:NKosEfA6
>>7
今現在も作られてる。
宇宙の鉄より重い元素の約半分はs過程っていう恒星内での元素合成で作られてる。
(但し最も重くてビスマスまで) 残りの半分は超新星爆発に伴うr過程で作られる。
ウランとかトリウムなんかの重い放射性元素は、殆どこのr過程で作られてる。
81 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 15:13:00.82 ID:JfT1uiJc
>>14
高密度星同士の衝突もあるな。



8 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:12:21.98 ID:88bh6BXv
星野之宣の宗像教授シリーズの行きつく先はこれか?



9 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:12:34.40 ID:NKl4g4Us
別に「拡散中なのを見つけた」わけでなく、昔からまんべんなくどこにもある。
ということのようだな、定常宇宙論



10 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:15:56.19 ID:kE+qdQ0r
第一世代の恒星(巨大質量星)で作られたってことかな。



13 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 14:55:27.48 ID:9kny1jF+
体のカルシウムももともとは超新星からだろ?凄いな。



15 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 15:22:41.69 ID:w+u0o8bH
小質量の原子核は核融合を起こし、大質量の原子核は核分裂を起こす。
鉄はその中間にあり核融合も核分裂も起こさない最も安定した核を持つ。

32 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 18:42:22.04 ID:MgYNfFw2
>>15
超新星爆発は鉄を融合するのか?
49 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:07:32.23 ID:fV4XytoZ
>>32
超新星爆発では膨大な量の中性子が発生するので、大量の中性子捕獲が短時間で行われ、
その後崩等により多種多様な元素が生まれる。



16 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:02:06.38 ID:mQ+1dtGq
鉄の起源は

24 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:44:03.19 ID:NKosEfA6
>>16
大質量星では、アルファ反応の最終段階の珪素燃焼反応で中心部でニッケル56が作られ、
それが2回の陽電子崩壊を経て鉄56となる。s過程やr過程でも鉄は作られるとは思うけど
珪素燃焼反応に比べれば恐らく少量。



19 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:17:32.35 ID:zda9r1q8
錬金術が星の爆発なのか。
じゃあそれを人為的にやりゃー金getし放題。

23 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:43:17.78 ID:VQ52Fr0y
>>19
そんな巨大質量エネルギーを管理運用できるテクノロジーがあったとしても
金以外の物質も大量にできるからものすごく効率悪いぞ?
そんな技術があるなら、むしろ副産物のエネルギーでウハウハしたほうがマシだぞ。



26 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:52:44.11 ID:YoEQSIqf
オーロラ・シミオネスク博士、X線天文学で最近良く名前が出るね。




28 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 17:05:03.74 ID:f2PLWxJj
宇宙の写真は加工品とはいえ綺麗だなー



33 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 18:51:30.47 ID:kE+qdQ0r
鉄原子は全元素の中で一番安定って話。
恒星の内部では水素原子から核融合反応で重い元素が作られていく。
鉄までは核融合は発熱反応なのでエネルギーが放出される。

78 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 14:41:42.36 ID:qKUENG5a
>>33
ゴールドは鉄より変わりやすいのかよ?
79 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 14:43:25.40 ID:+LM6Ltb/
>>78
それは化学反応の話。
核物理の話とは別。
83 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 15:21:17.45 ID:qKUENG5a
>>79
もちろん核レベルでの質問なんだが・・・
84 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 15:49:38.26 ID:+LM6Ltb/
>>83
核レベルでは、62Niが最も安定。
2番目と3番目に安定なのが、58Feと56Fe。



37 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 19:41:27.92 ID:/lfmQXGu
すざくって頑張ってるんだな。



42 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 20:54:35.32 ID:OR2Oi69k
一様って・・・宇宙でできた惑星が火星との間にある小惑星帯みたいに粉々になって
宇宙に存在してる訳じゃなくて水素原子みたいに、原子として存在してるの?



44 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 21:00:26.22 ID:yw0MDwTZ
まだ宇宙空間がそこまで膨張してなかった時代か。



46 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 21:31:22.22 ID:Px8yiFf0
2005年打上げでまだ現役で活躍してるのか。
「すざく」は旧帝の院生の時、この人工衛星製作に関わってた身として感動しちゃうわ。





47 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 21:43:23.19 ID:6NhZLtau
そう考えると鉄ってすげえ希少金属だよな。



48 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 22:51:32.36 ID:HPx5Yc4/
その時代のでかいブラックホールは何処に行ったのやら・・・

65 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 09:22:33.22 ID:+LM6Ltb/
>>48
銀河の中心になってるんじゃね?



50 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:11:48.82 ID:Dq21pekG
金属量が増えるほど恒星の質量小さくなっていくんだったよね。
ごく初期の超大質量星は最初からブラックホール化したりいろいろだったみたいだけど、
恒星質量が大量の鉄を作って全て吹き飛ぶ対不安定型超新星に、ちょうど良いくらいになった時代が
100億年前くらいだったってことなのかな。



51 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:16:51.34 ID:8/ccxgvs
これは本当だとすると結構深い話でないか?
どの銀河もほぼ同じ割合ってことは、100億年以降あまり鉄が増えていないか、
増え方はどの銀河も同じってことになる。

52 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:19:52.03 ID:bGi5PlTv
>>51
そういう話だよ。
「銀河団の形成時期はほぼ同じ」という理論のサポート。
58 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 02:28:34.89 ID:qKUENG5a
>>52
まるで相転移でも起きたかのごとくってことかい?



54 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:43:28.12 ID:G8VXJ4Q5
そんなにいっぱい鉄があったら、新たな恒星が生まれる邪魔になるじゃないか。



55 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 23:53:36.63 ID:5aHV+izX
ブラックホールに落ちた物質の情報は無くならないらしいから、鉄原子の中にも昔の情報があるはず。
なんとか調べられれば原子の経歴とか記憶がわかるはず。



61 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 03:32:57.82 ID:BdSQtH8a
100億年前より宇宙はスカスカになってるから、いま作られている量なんかとるに足らないくらいということ?
これ実はかなり面白い研究結果なのかな。



64 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 07:35:21.63 ID:0C1xyK3p
風?宇宙空間の気体?

66 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 09:25:42.25 ID:+LM6Ltb/
>>64
宇宙空間には例えば太陽風などのように、何種類かの分子が発生源から飛んでいます。
また、光にも圧力があります。



67 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 09:32:28.55 ID:eMtmV1Qy
どこで作られても同じ元素になるんだから、星のあるところでは鉄が作られ続けてるだろ。
それとも、鉄がダークマターだって言いたいのか?



68 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 10:17:57.17 ID:gB4Co42L
重力で固まったものを、わざわざ爆発で拡散させるって宇宙ってわけ分からん。

70 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 11:23:22.28 ID:8V2Fx/fk
>>68
天才発見
71 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 12:03:38.76 ID:wIwlv0+c
>>68
知識もそうなのかな。
77 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 14:39:15.28 ID:qKUENG5a
>>68
んで、超新星爆発で太陽の重力を振り切る速度を超えられない物質は
また重力で集まって同じ事を繰り返すんだぜ?



69 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 10:30:07.00 ID:JDx1KXdz
宇宙全体の重さって一定なん?

74 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 13:39:36.34 ID:qKmR8t9u
>>69
エネルギーは一定だろうけど、重さは一定じゃないんじゃない?
光になったら重さは無くなるわけだし。
85 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 16:27:56.22 ID:JfT1uiJc
>>74
光自体は質量ゼロだが、たくさん飛んでる光も何もかも含めた宇宙全体を系として考えると
光のエネルギーは質量に寄与する



75 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 13:44:16.83 ID:vQJvXX1K
ということは太陽って第二世代ではなくて、第三世代くらいの恒星なのかしら?
でも100億年以上前って濁してるからよくわからないってことか。

76 :名無しのひみつ:2013/11/01(金) 13:57:24.58 ID:HxePQfQ3
たしか太陽は第三世代だったんじゃね?
第一世代は大質量星で寿命が短かった、第二世代は赤色矮星などが生き残ってるはず。







16 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:02:06.38 ID:mQ+1dtGq
鉄の起源は

18 :名無しのひみつ:2013/10/31(木) 16:16:33.76 ID:UaclyJue
>>16
おばあはんとおじいはんだろ。

BUZZったイチオシ記事!!!!!(*゚∀゚)ゞ

この記事へのコメント

名無し隊員さん
2013年11月01日 22:26
>>18
チエかよw

>>19
フレッド=ホイルが存命ならこの観測結果には飛びついたかもね

太陽って宇宙誕生から100億年近く経って生まれた恒星だからヘタしたら
第三どころか5.6世代目とかかもしらんよね。

元素分布や恒星の性質含有される元素の割合、その構成の分布とかが
色濃く判るようになったら、太陽の母恒星とかが判るようになるのかも知れないね。
恐らく中性子星か小質量(っても恒星質量の)ブラックホールなんだろうけど。
時代おくれ
2013年11月02日 00:11
フェホは、ブラジル出身。
ku
2013年11月02日 00:28
初期の水素だけの恒星は直ぐに爆発して重い元素を作ってたんだな。
ドンドン膨れてポンと弾けて周囲を吹き飛ばし、誘爆するかの様に連鎖的に・・・。

結果重元素の拡散は成された。
名無し隊員さん
2013年11月02日 18:49
普段は何も感じないけど、どこにでもある鉄がかつて恒星の一部だったのかと思うと何か感慨深いものがあるな。
2013年11月02日 19:53
重元素が不安定ってのも良くできた話だよなー

そういえば陽子、中性子の数によってなぜ安定 、不安定な元素が出来上がるって解明されてるんだっけ?
名無し隊員さん
2013年11月02日 22:06
※4
君の体を作ってる炭素・窒素・酸素なんかも多分殆ど恒星の燃焼で生まれたものだよ。

あーなんて本だったかな、物質(粒子)に人格があると仮定してその生い立ちや
如何にして取材者の元までたどり着いたかをインタビュー形式で綴った本があるんだけど
面白いよ。
2013年11月02日 22:37
※5
電子の軌道の問題じゃないの?
軌道が空いてればよその電子で埋めようとして不安定、埋まってれば安定
名無し隊員さん
2013年11月04日 21:27
米7
それは化学的安定性。
ここでいわれているのは核物理的安定性で、
「原子核の中の陽子と陽子の反発を抑えて原子核がまとまっている状態」の崩れにくさを言っている。
名無し隊員さん
2013年11月05日 20:26
※5
原子核の内部で働く力(強い相互作用)は短距離力なんで
重元素(≒原子核のサイズがデカイ)と核子同志の結合力が弱くなる
逆に軽元素(≒原子核のサイズが小さい)だと強い相互作用がクッソ強いせいで
ある程度まとまっていたほうが安定になる・・・
みたいなんじゃなかったけか・・・?